火鍋ファイターです
今日は火鍋ではなく漢方の話
漢方養生指導士の資格を持つ自分は普通の人より火鍋と漢方の知識については長けています
コロナウィルスの感染が広がり感染爆発ギリギリの状態
感染爆発した時には医療療崩するのでまともな医療は受けれないでしょう
今でさえ有効な処置がわかっていない状態でワクチン完成は未だ未定
感染者の致死率は低いにしても症状は相当つらいらしいし侮れない
感染予防にも限界があります
なので今回は感染予防ではなく、感染した場合の対処法を漢方の視点から調べました
もし感染した場合でもすぐには医療機関で検査できず、4日待って保健所に行って検査して結果を待ってどうのこうのしているうちに重症化するのでは?
つまり感染していても何日も何もできない状態が続くわけです
多くの死者が出たのは適切な処置が早くできなかったから
感染することを想定した場合、医療機関に任せたら遅いし手遅れになる可能性があります、自分で何とかしないといけない状況になるでしょう
ということで感染症や肺炎に有効な漢方薬を調べていると
コロナウイルス感染者に最も有効とされる漢方薬を見つけました
「清肺肺毒湯(セイハイハイドクトウ) 」
3月19日に 小川恵子さん(金沢大学附属病院漢方医学科) が書いた論文が、日本感染症学会のHPに載っています。(専門用語ばかりで普通の人には難しい内容です↓リンク)
http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=140
人民網日本語版記事(参考記事)
http://j.people.com.cn/n3/2020/0317/c94638-9669158.html?fbclid=IwAR0_EiTYrDaiY_Yd22Lxhb00rmy3hUlmtUxe4tOmM8SaEq8hYgBegvgZjnQ
簡単に言うと
「清肺排毒湯(セイハイハイドクトウ)」を感染者1261人に投与したところ有効率97% 重症化例はゼロ
【内訳】
・1102人が治癒
・29人の症状が治まる
・71人の症状が改善
・重症患者40人も服用、うち28人が退院、12人は病院で治療中、10人の症状が好転し、重症から軽症になった
未だ確実な有効手段が無い現状でこれは特効薬といっても過言ではないレベル
まずは 「清肺排毒湯 (セイハイハイドクトウ) 」 について簡単にまとめました
「清肺排毒湯」 とは?
- 対新型コロナウイルス用に開発された新しい漢方薬
- 4つの漢方薬をベースに21種の生薬を組み合わせた処方
- 中国で2月6日に「清肺排毒湯」の使用推奨を全国に発した
- 日本ではどうやって手に入れる?
- 代用品はあるのか?
- ドラッグストアで買える?
中国で感染拡大して急遽開発されたこの漢方薬、1週間ほどの臨床試験で効果があるとされ実用化された代物なので臨床は十分とは言えないが効果は大いに期待できる。
ベースの漢方4種
- 「麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)」
- 「五苓散(ゴレイサン)」
- 「小柴胡湯(ショウサイコトウ)」
- 「射干麻黄湯(ヤカンマオウトウ)」
プラス数種類の生薬で構成されたもの。
分量:麻黄9g 炙甘草6g 杏仁9g 生石膏15〜30g(先煎) 桂枝9g 沢瀉9g 猪苓9g 白朮9g 茯苓15g 柴胡16g 黄芩6g 姜半夏9g 生姜9g 紫苑9g 冬花9g 射干9g 細辛6g 山薬12g 枳実6g 陳皮6g 藿香9g
となっています。
ベースの4つの漢方薬を簡単に紹介します
- 「麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)→激しい咳を和らげる」
- 「五苓散(ゴレイサン)→むくみ、頭痛、めまい吐き気などに使う」
- 「小柴胡湯(ショウサイコトウ) →胃腸虚弱、疲労感、長引く風邪によく使われる」
- 「射干麻黄湯(ヤカンマオウトウ)→痰が絡んだ 喘鳴を和らげる 」
この処方から新型コロナウイルスの病態も見えてきます
肺炎に伴う「激しい咳」「発熱による頭痛」「倦怠感」など。
日本でも手に入るのか?
「清肺排毒湯」 は市販では売ってません
最近開発された漢方薬なので当たり前です
ですが、使われている生薬自体は日本にもあるので漢方薬局などに行けば調合してくれる可能性はあります
が!漢方は個人の体質や病床に合わせて処方を変えるものなので、中国人には効いた「 清肺排毒湯 」が必ずしも日本人に効くとは限りません
日本人にあった量で調整する必要があります。
また 清肺排毒湯 のベースの漢方薬4種を全部服用すればいいわけでもありません
漢方薬は生薬の微妙な量によって全く違う薬になったりします、 「 清肺排毒湯 」 が欲しい人は漢方薬局に相談しましょう。
代用品はあるのか?
あります
清肺排毒湯の代用
「麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)」
「胃苓湯(イレイトウ)」
「小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)」
この3つを一緒に服用。
(引用 感染症に対する漢方治療の考え方 金沢大学附属病院漢方医学科 小川 恵子 )
感染症に対する漢方治療の考え方 金沢大学附属病院漢方医学科 小川 恵子
必ず医師に相談の上服用してください。
また症状や体質により必ずしも良い効果が出るとは限りません。
この3つの漢方薬は品揃えのいいドラックストアには売っている可能性はあります
「小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)」はあまり見かけませんが漢方薬局やネットでは買えると思います。
しかしこの3つを揃えるのは大変だし値段も高いです
ということで
火鍋ファイターおススメ!!
ドラッグストアで買える!!
対コロナウイルス漢方薬3選
麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)
強い咳が出たときに、 清肺排毒湯の ベースになっている
古くから気管支炎や気管支ぜんそくに用いられてきた薬です
4つの生薬が入っていて、気管支のけいれんを緩和し、効果を高めます。大人だけでなく、子どものぜんそくや気管支炎、かぜなどにも使われます。
麻黄湯(マオウトウ)
かぜのほかに気管支炎など、熱の出る急性疾患の初期に用いられます
インフルエンザの特効薬としても使われる、瞬時に抵抗力を上げてくれる定番の漢方薬。
清肺湯(セイハイトウ)
火鍋ファイターオススメ!!
清肺排毒湯 とは別物ですが、肺炎治療などにも使われる炎症を鎮める漢方薬、実際に重度の肺炎患者にも効果的という実例もある。
のどや気管の炎症をやわらげ、粘稠な痰を出しやすくして咳をしずめます。症状が長びいて、体力が低下しているときに向く処方です
火鍋ファイターは近所のドラッグストアで清肺湯2つ購入1個1500円程度
1箱4日分なので2箱で8日分3000円です
ダスモック(小林製薬)という名前で販売されています
このご時世なので売り切れているかと思いましたが・・
無事に買えました
この時ばかりはみんながあまり漢方に興味なくてよかったと思ってしまった
ちなみに 「辛夷清肺湯 (シンイセイハイトウ) 」という漢方薬もあります、同じ「清肺湯」という名前がついていますが「辛夷清肺湯」は蓄膿症などに用いられる別の漢方薬です「チクナイン」という名前で売られています。
漢方薬は副作用も少ないため西洋医学との併用も効果的です
しかし、あくまで薬です、服用を間違えれば逆に症状を悪化させることもあり得ます、まずは自分で調べる、できれば医師に相談しましょう。
感染症と戦い続けてきた先人たちの知恵の結晶が漢方薬です、未知のウイルスだからこそ
体の機能を高める漢方薬が必要になると思います
コロナウイルスに効果があると広まれば当然品薄状態になると思われます
決して買い占めなどせずに必要分だけ購入しましょう。
補足(4月1日)
「どれを買えばいいんですか?」
という質問を多数頂いたので補足します。
漢方薬はその人の体質や症状によって服用を変えますので一概には言えないのですが
感染初期は「麻黄湯」で体温を上げて抵抗力を高めてウイルスを抑える。
激しい咳が出たら「麻杏甘石湯」で咳を鎮める。
感染中期後期は「清肺湯」で肺の炎症を鎮める。
このような使い方が良いのではと思います。
補足(4月2日)
その他肺炎治療に用いられる漢方薬をピックアップしました
体質や症状を見て選びましょう。
• 大青龍湯 (ダイセイリュウトウ)
体力のある若い人向け、肺胞性肺炎 身体痛があり、悪寒、 高熱を訴え口が乾く、悶えるほど症状がある人。
• 柴陥湯 (サイカントウ)
肺胞性肺炎で悪寒は無くなったが熱があり、咳が強く痰が切れにくく 胸痛と胸部の重圧感、呼吸困難がある人。
• 大柴胡湯 (ダイサイコトウ)
体力がある人で胸脇苦満が強く 便秘がちで、舌には乾燥した茶褐色または黄色の苔があり、飲食すると心窩部 が重苦しくなって咳がひどくなる傾向がある人。
• 麻黄附子細辛湯 (マオウブシサイシントウ)
高齢者の肺炎で、寒気・頭痛があるが脈が弱く、熱のあまり 上がらない人。
• 小柴胡湯 (ショウサイコトウ)
朝夕で熱の上下が甚だしいもの、咳は出るがさほど激しくなく、呼吸困難も軽い人。
参考 大塚敬節.1969. 漢方診療医典.
補足(4月3日)
“やはり大事なのは免疫力”
実際のNYの感染者→医者にも行けない「自分でがんばるしかない」
漢方的な免疫力の上げ方は「胃腸に負担をかけないこと」油ものや食べ過ぎには要注意、免疫力を上げるのは昔ながらの日本食、発酵食品、ぬか漬け、みそ汁、納豆、甘酒など。
腹八分目にすること、夜遅くに食べない!
睡眠中に胃腸が動くと十分な休息が取れず免疫力も下がる。
ビタミンDは免疫力アップ
魚類…サケ、サンマ、イワシ、カツオ、マグロ、カジキ、ブリ、サバなど
きのこ類…キクラゲ、干し椎茸など また、さつま揚げ、卵黄などにも多く含まれる。
感染時にはお粥とビタミン剤と漢方薬で対応、普段以上に胃腸に優しいものを摂取すること。
発熱時には解熱剤は使用しないほうがいいという情報が多い、度合いによるが早い段階で熱を抑えるとウイルスが抑えられず肺に到達して後々重症化するケースもあるらしい。
実際に感染した人の詳細な情報も出てきているので引き続き更新します。
コロナウイルスが収束したら、 数年のうちに薬膳火鍋屋の出店を考えています 。
漢方の知識を活かして 皆さんの健康を第一に考えた心と体においしい火鍋を届けられるように頑張ります。
日本一の火鍋マニア、火鍋ファイターがついに火鍋屋をオープン!!