漢方基礎講座 試験対策まとめ2(漢方の生理学 気・血・水(津液)と臓腑)

前回に引き続き漢方基礎のまとめです、箇条書きで覚えることを書いてます興味のない人にとってはなんのこっちゃなのであしからず。

人の人体を構成する成分 気・血・水(津液)

陽=気
陰=血・水

【気】
後天の気=天の気(呼吸)+地の気(飲食)
先天の気=生まれ持っている気

気機(気の働き)
推動作用=ものを動かす
温煦作用=体を温める
防御作用=外邪の侵入を防ぐ
気化作用=ものを変化させる
固摂作用=位置を保つ

【血】
前身に栄養を運び潤す
人体の精神活動の主な基礎物質

【水(津液)】
前身を潤す、血の材料となる

五臓六腑

五臓(陰)=肝・心・脾・肺・腎(気血水の生成貯蔵運搬)
六腑(陽)=担・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(飲食物の消化吸収排泄)

【肝】
・肝は疏泄を主る
・肝は血を蔵す
・肝は筋を主る
・肝は目に開竅す
・華は爪にあらわれる

【心】
・心は神明を主る
・心は血脈を主る
・心は舌に開竅す
・華は顔にあらわれる

【脾】
・脾は運化を主る
・脾は昇清を主る
・脾は血を統す
・脾は昇提を主る
・脾は肌肉を主る
・脾は口に開竅す
・華は唇にあらわれる

【肺】
・肺は気を主る
・肺は呼吸を主る
・肺は心を助ける
・肺は宣発粛降を主る
・肺は水道を通調する
・肺は鼻に開竅す
・華は皮毛にあらわれる

【腎】
・腎は精を蔵す
・腎は水を主る
・腎は納気を主る
・腎は骨髄脳に通じる
・腎は耳と二陰に開竅す
・華は髪にあらわれる

六腑

【胆】
・胆は決断を主る
・胆は胆汁を貯蔵排出する

【小腸】
・小腸は清濁を分別する

【胃】
・胃は水穀を受納腐熟降濁する

【大腸】
・大腸は大便を主る

【膀胱】
・膀胱は尿の貯留と排泄をする

【三焦】
・三焦は前身の気と水の巡りを主る

前身をめぐる気・血・水(津液)のメカニズム

【気】
・先天の気+後天の気を肝の疏泄作用で全身にめぐらす
先天の気=腎が蓄えている
後天の気=地の気(脾から取り込まれる)+天の気(肺から取り込まれる)

【血】
・脾が血を生成し心によって全身にめぐらせ肝が貯蔵する
脾の運化作用&血を統す
心は血脈を主る
肝は血を蔵す

【水(津液)】
・脾で生成された水は昇清作用で肺に送られ宣発作用で全身へめぐる、粛降作用で腎に送られ調整される。
腎は水を主る

以上
漢方の勉強で一番わかりにくくて苦労してるのがここの部分なんだよな~

がんばろ

投稿者:

火鍋ファイター

日本一の火鍋マニア。火鍋専門サイト運営、漢方養生指導士の資格取得、某有名火鍋店にて2年間修行、1年限定で火鍋専門店を渋谷にオープン(現在閉店中)、台湾に火鍋と漢方修行の旅へ、あくなき火鍋への探求心は止まらない。

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